当事務所では,相談者様に後遺症が残らないよう,治療に集中してもらい,完治して頂くことを第一に望んでおります。しかし、残念ながら後遺症が残ってしまった場合には,次善の策として,適切な後遺障害等級を獲得することがポイントです。
といいますのも,交通事故の損害賠償金額は、後遺障害等級が何級であるかによって、損害賠償額は大きく変わります。等級が1つ違うだけで、賠償金額が数百万円単位で変わってしまうことも決して珍しくないのです。もっとも、後遺症が残ってしまった場合であれば、自動的に後遺障害等級が取得できるというわけではありません。
イメージとしては、「後遺症」は、適切な治療を十分に受けたものの、症状が完治しないことですが、「後遺障害等級」は「後遺症」の中でも、労働能力に影響するような障害について、内容に応じて画一的に類型化・等級化したものです。このため、「後遺症」が残ってしまっても、それに見合うだけの「後遺障害等級」が認定されないということは、決して珍しくはないのです。
そうであるからこそ、後遺障害等級獲得は非常に重要です。
もっとも、後遺障害の等級認定については、弁護士でも対応ができる弁護士、できない弁護士がいますので、後遺障害についてご相談される場合には、交通事故問題の解決に力を入れており、後遺障害に詳しい弁護士にご相談されることをお勧めいたします。