後遺障害診断書と等級認定

後遺障害の等級認定は、後遺障害診断書をはじめとする書類での審査が中心ですので、医師に作成してもらう後遺障害診断書が最も重要となります。

この後遺障害診断書の内容次第で、適正な等級認定を得ることができるかどうかが決まるといっても過言ではありません。

そこで、後遺障害診断書には、①できる限り具体的に、かつ細かな点まで自身の症状について伝え、記載して頂くようにすること、②症状に応じて、必要な医学的検査をして頂いて、その結果を記載して頂くようにすることが、必要となるのです。

後遺障害の等級認定において、後遺障害診断書が大事であることは、上述のとおりです。

しかし、医師の中には、治療の腕は確かであるものの、残念ながら、後遺障害認定については、あまり知識がない方もおられます。

そのため、後遺障害診断書に、重要な項目が記載されず、適切な認定が受けられない、ということがしばしば起こっています。

後遺障害診断書の必要な項目に記載がない場合には、誰でも後遺障害診断書に「不備がある」とわかります。

しかし、記載自体がされていても、「不足」しているときに、何が「不足」しており、どのように「補充」を求めるかを見極め、対応するためには，医学的な知識や、後遺障害等級獲得のための経験を要します。

このため、後遺障害等級獲得について専門的に行っている弁護士でなければ、「記載がある」か、或は「記載が多い」か否かしか見ず、その結果、必要な記載が不足したまま後遺障害等級認定を申し立ててしまうことがあるのです。

当事務所では、培ってきた経験やノウハウに基づき、①後遺障害等級認定にあたって必要な検査が行われているか、②後遺障害診断書等の記載が必要十分であるかについて確認し、不足部分の補充をお願いしております。

また，後遺障害等級獲得に向けた準備は，早期の段階から行った方が，後遺障害等級を獲得するために必要な資料を十分に準備することができます。

このため，できる限り早期にご相談頂くことをお勧めいたします。

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