１　弁護士費用特約とは

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弁護士費用特約とは、交通事故の被害にあった場合に，自らが加入する任意保険に付帯している保険で、


交通事故の被害者の方が弁護士に相談する場合や、示談交渉などを依頼する場合に、弁護士費用を保険金で支払ってもらうことができます。

また、弁護士費用のみでなく，裁判の印紙代・鑑定費用・その他調査費用等相当額の実費も弁護士費用特約から支出をすることが可能です。弁護士費用特約の内容にもよりますが、３００万円までの費用を保険金で賄ってくれる内容になっていることが多いようです。


このため、弁護士費用特約を用いることで、弁護士費用の負担なく、弁護士に相談・依頼することが可能となります。

 
 

２　一般的な弁護士費用特約について、よくある御質問

 

(1) 特約を使うと、等級が下がったり、保険料があがったりしますか？

弁護士費用特約を用いても、等級が下がったり、毎月の保険料に影響したりすることはありません。

 

(2) 弁護士費用特約に入っているのかがわかりません

弁護士費用特約に入っているかどうかは、保険証書等の契約書を確認することでわかります。
とはいえ、保険証書等が直ぐには見つからないという方も大勢おられます。
その場合には、ご自身の加入されている保険会社に、電話等で、弁護士費用特約に入っているかどうかを確認する方法もあります。
当事務所にご相談された際に、弁護士費用特約が使えるのかわからないとのことであれば、弁護士が、弁護士費用特約が使えるのかどうか保険会社に確認しますので、ご安心下さい。

 

(3) 家族の弁護士費用特約を使えますか？

弁護士費用特約の内容にもよりますが、通常、保険の契約者（被保険者）の同居の家族、別居している未婚の子、契約自動車に同乗されていた方なども適用対象となります。
また、火災保険など、自動車に関する保険でなくとも、弁護士費用特約がついていることも少なくありません。
弁護士費用特約が使えるか疑問がありましたら、弁護士が確認致しますので、遠慮なくご相談ください。

 

(4) 事故後保険契約の更新をしましたが、今、弁護士費用特約がついていれば、弁護士費用特約は使えますか？

弁護士費用特約を使うには、事故発生時に弁護士費用特約に入っていることが必要となります。
このため、事故後、保険契約の更新や、保険会社を変更された場合には、以前の保険証書等をご確認頂くか、保険会社に、電話等で、弁護士費用特約に入っているかどうかを確認することになります。
また、当事務所にご相談された際に、弁護士費用特約が使えるのかわからないとのことであれば、弁護士が、弁護士費用特約が使えるかを保険会社に確認しますので、ご安心下さい。

 

(5) 弁護士費用特約の使い方がわかりません

弁護士に相談された後、弁護士費用特約を使うための手続きは、弁護士が行います。
このため、交通事故被害者の方が、弁護士費用特約を使う方法としては、ご自身で選ばれた弁護士に相談するだけで十分です。事前に保険会社に連絡をする必要もありません。

 

(6) 弁護士費用特約を使うには、保険会社の紹介が必要ですか？

交通事故被害者の方が、弁護士費用特約を使う方法としては、ご自身で選ばれた弁護士に相談するだけで十分で、保険会社の紹介は不要です。
保険会社の担当者によっては、弁護士費用特約を使うには、保険会社の紹介する弁護士でなければならないと言われることがあるそうですが、そのようなことはありません。
弁護士は一人一人、処理方針や能力、性格まで当然異なりますから、交通事故被害者の方にとってストレスとなるような弁護士に依頼してしまっては、依頼の意味がないと当事務所では考えております。
このため、「保険会社から紹介されたから」といった消極的な理由で弁護士を選ぶのではなく、弁護士の交通事故事件の専門性等を見て頂いて、積極的に弁護士を選んで頂きたいと思います。
当事務所は、交通事故被害者側に特化した弁護活動を行っており、治療に集中できる環境を作り、適切な賠償金を取得するとの信念のもと、事故発生直後から、どの段階のご相談にも対応しております。
是非当事務所までお気軽にご相談ください。

 

(7) 弁護士費用特約を使うタイミング

弁護士費用特約を使うタイミングのお勧めは、弁護士に相談するタイミングと同じく、事故後できるだけ速やかに、つまり、今すぐに、ということになります。
何事も準備を早く始めれば、より十分な準備ができて、満足のいく結果を残せるように、賠償請求の準備も、治療に集中している時期に、治療の妨げとならない範囲で並行して進めることが望ましく、逆に、準備に時間をかけられず、準備が不十分となると、獲得できる賠償金が下がる原因となりかねないからです。

 

(8) 加入している保険会社が示談活動してくれていますが、その場合、いつ弁護士に相談するべきでしょうか？

交通事故被害者の方が加入している保険会社は、過失割合が出る場合（双方に一定の過失が認められる場合）には、加害者側保険会社と交渉を行っていることがあります。
しかし、保険会社の主目的は、自社の支払う賠償金を減らす又は、明確にするため、過失割合を明らかにすることに尽き、被害者の方への賠償金額を適切な金額とすることは、主たる目的ではありません。
このため、交通事故被害者の方が、適切な賠償を求めるためには、別途、弁護士に相談する必要があるのです。そして、事故後できるだけ速やかに、つまり今すぐ行うことを、強くお勧め致します。
 
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